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北陸ビジネス福祉専門学校 介護福祉学科 宮崎 玲香 (平成13年3月卒業)
現在:(福)新川老人福祉会 特別養護老人ホーム 新川ヴィーラ 介護福祉士(ケアワーカー)
『心の底からお年寄りと向き合えるように・・・』
「あんた、そんなに働かんと少しここにねまって休まっしゃいよ。」とある1人の利用者が私に声を掛けてくれました。私は業務の忙しさから、「なぁん、これは私の仕事やからいいがんよ。」と、つい言い切ってしまいました。仕事の業務に追われ、利用者と接する暇もなく、せかせかと働いている私達介護者を見て利用者はどう思っているのでしょうか。「よう働くなぁ。」「大変そうやなぁ。」ただそう思っているのでしょうか。
超高齢社会を背負う私達は、常に介護を行っていく中で、つい忘れがちな「利用者から見た社会」を決して忘れてはいけません。利用者は介護者が思っている以上に孤独感や不安感を抱いています。しかし、そうとは分かっているものの、食事介助、トイレの誘導、おむつ交換、入浴介助等の繰り返しで利用者とゆっくり関わる余裕はほとんどありません。利用者が声を掛けてくれる、そんな優しさ、心の暖かさは十分に私の心に届いています。「家に帰らんならん。」「私の子供はどこに行った?」などと言う利用者に「何とかしてあげたい。」「不安を取り除いてあげたい。」とそう思う、でも仕事が・・・。私の職場の先輩が教えてくれました。「仕事はどんなに遅れてもいい。それよりも利用者と関わる事が大事なんだよ。」と。この時、私が今まで利用者に返してきた言葉は、適切であったのか、もっと他に良い返答の仕方があったのではないかと反省させられました。
介護は食事介助、排泄介助、入浴介助だけではありません。利用者と会話をする事も重要な介護の一つだと思います。何をするにしても、まずは会話から始まり、会話で終わります。会話のない介護なんてありえません。会話のない介護は、利用者の不安感を大きくしてしまうだけです。利用者から孤独感や不安感をどう取り除く事ができるか、100%取り除くことは不可能だけど、5分や10分少しでも多く利用者との時間を作って同じ気持ちになる(共感する)、これが、私のこれからの課題です。介護者から見た利用者の社会ではなく、利用者から見た利用者の社会を考え、これからも仕事をしていきたいです。
最後に、私の夢は・・・
毎日が楽しい、会話をするのが楽しい、そして、心の底からお年寄りと向き合える、明るく元気な施設のムードメーカーになる事です。
明日から、また夢に向かって仕事をします。
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